エス・シー・テクノの遠心分離は、長年培った製品開発技術と製造技術が生み出した超高速遠心分離機です。
超高速運転に耐える構造と処理液に応じた材質で、国内外の大手メーカーや研究所のユーザーから高い評価を頂戴しています。
旭式S型遠心分離機は、超高速回転（15,000〜19,000回転/分）する回転筒と、
それを支える機体で構成されます。
回転筒と機体との接触箇所は、僅かに1箇所。
本体の底部に取り付けられたドラッグブッシングのみです。
こうした構造でありながら、回転筒の垂直性を保ちながら超高速回転を可能にしたのは、
エス･シー･テクノが長年培ってきたノウハウと経験です。
分離作業に
分離作業とは、液体と、液体と固形物の混合液を分離する作業のことで、この目的に使用する回転筒を特に分離筒と称します。この分離筒の上部の構造は右図に示すように鍔状のインサイド・ダムディスクを備え、軽・重、二液層の境界（分離線）付近のものはインサイド・ダム・ディスクによって受け止められ。軽液はダムの内側から、重液は外側からそれぞれに分離された物が流れ出、固形物は回転筒内に残存します。
清澄作業に
清澄作業とは、液体と、固体微粒子との混合液（懸濁液）を分離する作業で、この目的に使用する回転筒を特に清澄筒と称します。この回転筒には右図に示すように上端の排出口が一種しかありません。下部の注入口から注入された混合液中の固形微粒子（液より重いもの）は遠心沈殿により、筒の内壁に付着したまま回転筒内に残存し、清澄された液体のみが流出されます。
| 食品関係 | 動植物油・魚油の精製、果汁・果実酒の清澄 |
| 香料関係 | 食品添加香料や化粧品用香料の抽出・分離・精製 |
| 製薬関係 | 血清・細菌・細胞の分離と清澄、各種薬品の抽出クロレラの回収、核酸のアルコール沈殿、ミトコンドリアなどのオルガネラの分離用 |
| 菌体関係 | 乳酸菌、大腸菌等、菌体の分離・濃縮 |
| 化学関係 | 印刷インク・塗料の製造、各種触媒の分離 |
| 油関係 | ディーゼル燃料油、潤滑油、タービン油、油圧作動油等の洗浄 |
| その他 | 各分野における液体の分離・清澄、精製・廃棄物処理および固形分の回収 |
ご要望に応じて送液ポンプや冷却装置、加熱装置、変速装置などの取り付けも可能です。特殊仕様でのシステム化のご希望にも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。